Profile of Haruo KANEKO

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個人の年表

これまでのできごと(身の回りの出来事を中心に)

・1973年に長野市にあるベンダが超大型機ユニバック1106の始動を機に塩尻市でも事務の効率化のために電算処理を始めました
・1981年、土木課建築係では自分のPCを使った公営住宅家賃の消し込みや割増賃料の自動計算を行いました
・1982年、隣の土木課管理係では市道台帳の面積計算を自分のPCで行いました。当時の市道の総延長は、400Kmでした。2018年現在800Kmとなっています。交付税措置が続くうちは良好ですが、これからは厳しいです。
・1984年、税務課では公図の索引を自分のPCで管理し、地番から迅速に公図を検索できるようにしました
・1985年には、住民記録・税・財務など行政情報の自主電算処理システムの構築に携わりました
・今までセンター処理でバッチ入力表を長野まで車で運搬していた処理を自前でCOBOL言語により開発して行きました
・当初、電算化は税務関連一般から始まりましたが、最終的には下水道、財務も引き受けていきました
・税務課個人市民税係では、全ての資料箋の名寄せに効率化が図られて残業が極端に減りました
・1992年、会計課出納係では日々の日計や月計の計算を迅速にするために、自分のPCで自動計算を行い職員1名が減となりました
・1993年、会計課用度係では物品の管理と物品発注管理を自分のPCで行い、職員1名が減となりました

19960101 市独自ICT事業「塩尻インターネット」(現在は終了)
保存版
・1996年 塩尻インターネット接続機構(会員1万人を超える全国初めての市営プロバイダ事業)を地元IT企業・個人と一緒にオープンソースで展開実施
・全国初であり、市町村では唯一の行政JPNIC会員及び指定管理者・JPRS指定事業者(ドメイン割当、IPアドレス割当)・通信事業者(JPNIC、JPRS共に現在も維持しています)

20000401 情報通信基盤整備(塩尻情報プラザが稼働)
塩尻情報プラザ概要(保存版)
塩尻情報プラザ全景(保存版)
総務省所管補助事業「街中にぎわい創出事業等」【情報拠点・光ファイバー網】
・2000年 情報拠点「塩尻情報プラザ」(情報体験ギャラリー、研修室、ネットワーク管理設備)
・光ファイバーネットワーク(小中高等学校、支所、博物館、在宅介護施設、保育園、工業団地 など72ヶ所を自前のギガビット光ファイバーで接続、現在光ファイバー総延長は、現在130Km)

20001005 広島県で講演しました(米窪健一朗さん)私も同行しました【帰りに岡山で鳥取県西部地震があって姫路に宿泊しました】
講演写真

・2001 辰野町との光ファイバーネットワークをダイナミックルーティングを用いた経路制御技術によって接続を図る事業で技術研究者として関与、塩尻市が現在インターネットアップリンクとして機能している 箕輪町の接続設計にも同様に関与

・2002 通信・放送機構(TAO)の委託事業「全県的集団結核検診の遠隔診断に必要な放射線画像のネットワーク配信及びセキュリティ技術に関する研究」に研究者として参加しました
・日本テレコムのFWA実証実験に技術者として参加し,地域の情報通信基盤における無線LAN(FWA)の利用用途,26GHzと2.4GHzの2種類の帯域を使用した技術的研究課題を検証するプロジェクトに参加しました
・日本列島縦断型ギガビットネットワーク(JGN)に地域IX実証実験の技術者として参加,遠隔映像伝送・帯域分散処理などの各種実験を行った.特に実験のなかで日本テレコムがサービス事業を行う前段階の広域MPLSネットワークによる伝送実験を行い,実験にMPLSコア・エッジ設備を塩尻情報プラザに持ち込み,実地で実証実験研究を行いました
・朝日村のCATVインターネット網構築にシステムインテグレータとして関与し,技術的な研究とマネージメントを行い構築を手伝うと同時に,光ファイバーケーブルによる塩尻市と朝日村とのネットワーク接続を行いました

20030701 塩尻情報プラザに研究所が開設されました
・総務省所管「eまちづくり交付金」でASICのLSI最先端開発を行いました
・現在は、子供のプログラミング教育にも役立っています
・緊急メールシステムをベンダ外注にて構築する際にシステムのマネージメントを行った.また,市役所防災情報システムの主要な機能である安否情報、メール情報収集システムのOSをFreeBSD,CGIプログラムを用いて自らソースを研究開発しました

20031118 新潟県十日町市キョロロ(十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ)で講演しました(美人林がとってもきれいで、松之山温泉もひなびていました)
・当時政策投資銀行の藻谷浩介さんと一緒に講演に立ちました、日本の蔵の投資のお話が印象的でした、今でも役に立つお話でした
美人林(びじんばやし)十日町市
松の山温泉(十日町市)

・2004 塩尻市・楢川村合併協議における基幹情報ネットワーク設計に従事する中で,過疎地域における広域的ネットワーク構築の必要性を研究し、合併後の機能的なネットワークとしました
・長野県高速ネットワークWGに参加し,県域の地域LANの設計,運用組織の研究検討に携わりました
・「信州大学・塩尻市連携プロジェクト研究所」の研究事業である,総務省平成16年度「戦略的情報通信研究開発推進制度」に,「長野県中信地域のユビキタスネットワークを活用した電子自治体実現のための情報セキュリティに関する研究」としての事業採択に複数地域のデータセンターにまたがる光ファイバーネットワークを利用したデータベース構築の研究分野で研究参加し事業採択されました
・信州大学医学部附属病院医療情報部と伊那中央病院をネットワーク的に接続するプロジェクトに研究参加,病院間連携,病診連携などの連携事業に発展しました

20050301 総務省の先進事例で発表しました(長岡市)

20050322 総務省の先進事例で発表しました(長野市)【秘密分散の考え方はブロックチェーン基盤の先駆けだったかも】

2006 児童を見守るシステム稼働
システム構成
システム概要
総務省所管「地域児童見守りシステムモデル事業」 【世界一のアドホック無線ネットワーク】
・2006年 市内全域の特定小電力アドホック無線網(中継機640台設置)
・現在も児童見守りシステムを運用しています。(他の15団体は残念ながら皆さんやめてしまわれました)

2006 発達した低気圧からの線状降水帯により、長野県に豪雨災害が起こりました
・平沢地区では、石混じりの土砂が大量に流れました
・北小野地区でも土砂崩れが400mほど流れました
・土砂の様子が、平沢地区とは異なることがわかります

20070901 塩尻インキュベーションプラザが開設されました
・組み込みソフトウエアやソフトウエア開発を合言葉に起業目的の施設が開設しました

20100910 IPA開催フォーラムにて図書館OSSの説明と講演をしました
・全国で初めてRuby言語で開発し、運用している図書館システムの紹介をしました

20110401 ひとり親支援IT事業 KADO(家で働く)は、多様化する働き方を応援します
家働は、様々な理由や条件により、通常の業務形態に合わせた時間や場所の中で働くことが難しい方々に、新しい就業の形を提案し支援していく事業です 近年では、IT系の技術や環境の発達により、技術さえあれば家に居ながらにして仕事としてこなすことができるお仕事も数多くあります こうした中で、やる気のある方や働きたいけど時間と場所に制約のある方に対して、そのスキルの向上と就業までを今までにない様々なカリキュラムやシステムを使い、総合的に支援することで新たな活動の範囲を広げる為のお手伝いします。また、一人ひとりのライフスタイルに合わせた、新しい「働くカタチ」をご提案致します

20111001 政府海外援助国際協力でAPTネパールJ2WiFi無線ネットワーク指導をしました
・ネパールのインターネット通信基盤のネットワークは、全てWiFiで、既に遠隔医療を実践していました

20111104 「ICT利活用 中山間地サミット in 塩尻」に講演をしました
・話題の鳥獣害対策のシステムを現場も含めて紹介しました

2012・2013 「ICT街づくり推進事業」の実施
総務省所管「ICT街づくり推進事業」【情報の見える化】
・2012年・2013年 「ICT街づくり推進事業」の事業実施
・市内アドホック無線網を活用した、センサーネットワーク事業
・鳥獣害対策・土中水分量センサー・高齢者見守り・気象センサー情報をデータベースに収集
鳥獣害対策センサー
・主にイノシシの獣害に苦しんでいたのを、ICTを使い、地元のやる気と元気と結束力で獣害に立ち向かいました
土中水分量センサー
・土砂崩れの予兆を土中の水分量の測定により、数字として評価します
傾斜センサー
・市内の「みどり湖」が震度5で崩壊の危険が聞かされ、応急の対策として1年間に1ミリメートルの傾斜が測定できるセンサーを堤に設置しました
橋梁振動センサー
・経済が調子の良かった時に先を争い建設した橋梁の状況を周波数によって計測します
・できるだけ速く悪いところを発見して修理をすれば、長持ちします
温度環境センサー
・温度、湿度、雨の量、風向、風速、日射量などを数値化します

横展開
システムの海外展開(ネパールトレッキングシステム)
・塩尻で行った子供見守りの仕組みを、ネパールの山登り(トレッカー)の安全に横展開しました

システムの国内展開(福島県イノシシ動態観測)
・ここで得られたイノシシの動態は、IAEAで報告した他、塩尻でも役立ちました



20130510 日本ITU協会で講演しました
・センサーネットワークを使ったシステムと今後についてお話しました

20131025 ITU Newsに児童見守りシステムが掲載されました
・ニュース誌は、世界140カ国に翻訳され、配布されました

20140401 いままで9者以上のマルチベンダで処理をしてバラバラだった住民関連のシステムを統合しました
・これでマイナンバー対応も経費が飛躍的に安く出来ました

20140610 ITUジュネーブ国際会議に日本代表で出席しました

20141022 ICF(世界インテリジェント・コミュニティ)のトップ21に選定されました

20150306 塩尻市が「地域情報化大賞特別賞」を受賞しました

20150408 ミャンマー視察団が来ました

20150709 フィリピンから視察団が来ました

20150714 PTCJイノベーション交流会で発表しました

20150727 災害に強い地域通信ネットワークの実証実験を行いました

20151001 総務省地域情報化アドバイザーに任命

20151116 ITUジャーナルに鳥獣害対策の記事が掲載されました
・またも世界140カ国に翻訳され、配布されました

総務省所管「ふるさとテレワーク推進実証事業」【雇用機会創出】
2015 長野県・塩尻市・富士見町・王滝村連携の実証事業を実施しました

2016 松本市・塩尻市コワーキングスペース間交流・連携創出事業を実施しました

20160601 塩尻市が「情報通信月間推進協議会会長表彰」(情報通信功績賞)を受賞しました

20161109 政府海外援助国際協力でAPTネパールJ3防災システム、減災システムの指導をしました
・ネパールのナガルコットからゾルンゲ村にインターネット通信基盤を200Mhzの通信機器で構築しました

20170411 ICTセミナー in SHIOJIRI

20171010 内閣府 地方創生推進交付金事業が採択されました 内閣府 地方創生推進交付金事業【ICT人材育成】
・イノベーション拠点の建設
・ICT人材育成事業
・小学生・中学生を対象にICTに興味のある人材の養成などを行います

20180517 友人のMahabir Pun さん 日本ITU協会賞「特別賞」を受賞しました
・これまでのネパールでの活動の功績を讃えられての今回の受賞です
受賞の時 
スピーチ1
スピーチ2

20180519 スナバ(松本広域圏イノベーションプラザ)が開設されました
・この拠点を中心にイノベーションを起こしていきます
1階イメージ 
2階・3階イメージ

20180614 総務省業務改革モデルプロジェクト提案事業に全国7団体のうちのひとつに採択されました
・自治体業務にAI・RPA・ロボット技術を展開することで自治体業務効率化のイノベーションを起こしていきます
総務省報道発表
採択全国7団体

20180705 梅雨明けすぐに大雨が降り、避難準備情報を発令しました
・市内の土中水分量センサーにも異常な値を示してきています(資料:気象庁)
贄川地区水分浸透量積算単独
贄川地区水分浸透量積算隣接
贄川地区有効飽和度
全国の降雨状況(アニメーション20Mbyte:資料:気象庁)
7月5日夜半からの全国の降雨状況(アニメーション20Mbyte:資料:気象庁)
7月5日夜半からの長野県の降雨状況(アニメーション20Mbyte:資料:気象庁)
7月5日夜半からの塩尻市の降雨状況(アニメーション20Mbyte:資料:気象庁)

20181001 ITU-D 国際会議がジュネーブで開催され、参加してきました
・ITU(国際電気通信連合) ITU-D SG2 ラポータ会合がジュネーブで開かれ、参加してきました
ラポータ会合結果の概要
ラポータ会合寄書の概要
ラポータ会合寄書
Rapporter meeting APPENDIX presentationプレゼンテーション
Securetary General ITU のホーリン・チャオ事務総長と会合
JIIA へのラポータ会合結果の報告

・20181207 NICT事業、ネットワーク仮想化技術によるケーブルテレビ基盤高度化のための実証実験~地域活性化のためのケーブルテレビ基盤の可能性を検証する~を開始しました
CATVのネットワークのSDNを用いた高度化
NICT報道資料
下西条区の地域課題(区誌に掲載された凍霜害抜粋)
実際の凍霜害温度湿度データなど

・20181207 NICT委託実証事業、データ連携・利活用による地域課題のための実証型研究開発を開始しました(採択全国で10件)
「概要版」中型無人航空機データ利活用によるインフラ維持管理、森林管理、災害対応、人命救助、データ利活用人材育成分野の地域課題解決のための情報通信技術の研究開発を開始しました
「全体版」
「NICT全国発表版」

201910327 ITU-D 国際会議がジュネーブで開催されました
・ITU(国際電気通信連合) ITU-D SG2 ラポータ会合がジュネーブで開かれました
ITU-DへのCATV SDN の発表をNECが寄書しました
ITU-D 昨年の年間アニュアルレポートに塩尻市のレポートが選ばれました
ITU-DパネルディスカッションにNECが出席しました
ITU-Dパネルディスカッションに塩尻市も出席しました
会場の様子
パネリストとパネル課題
同時通訳の様子
テレビ会議の画面

20190729 ITU-D 4年に1回編纂される年次報告書に塩尻市が掲載予定が決まりました 日本としてもとても光栄なことです ITU-D Q1/2 Annual Deliverable Question 1/2 on “A holistic approach to creating smart societies”. これからスマートシティや、Society5.0を牽引するためのセンサーネットワークと情報収集プラットフォームなどが花開くと考えています
PDF保存版

・20191001農林水産省「農村の情報ネットワーク環境整備に関する勉強会」委員になりました。

スマート農業などの通信基盤を検討しています

20191010 ITU-D 信州大学、NECと一緒に発表しました。Q1_2とQ6_"で3本の寄書と関連が1本。Q6_2で来季発表の気候変動について年次報告書の執筆を依頼されました。日本としても光栄でした。

20191010 ITU-D 私は、これまで日本の総務省アドバイザーとして ITU-D に登録してきましたが、今回から信州大学が登録したので、信州大学のアドバイザーとしてフォーカルポイントを変更して活動をはじめました

信州大学WORD版
信州大学プレゼンPDF版
塩尻市WORD版
NEC_WORD版

2016年にネパールのゾルンゲ村にAPT海外支援で無線ネットワーク敷設に協力して(真っ暗になるまで山に居ました。帰ってきたら夜2時になっていました)、インターネットが引かれ、その後継続してアプリケーションの構築が実行され、2019年に小さな村の教育と防災に役立ったことに喜びを感じます

総務省WORD版

20200224 ITU-D 以前のスマートシティの発表の再依頼があり、workshopで発表しました。Q1_2で寄書とプレゼンしました。日本では、NECと塩尻、信州大学だけです。

スマートシティ寄書塩尻市WORD版
スマートシティ塩尻市プレゼンPDF版
NEC_学校生体認証給食(チリ)WORD版

20210314 ITU-D 年次報告書が決まってきました。最終会議が今月引き続き行われています。 塩尻市と信州大学は、Q1_2 Q5_2 Q6_2 に登場します。 センサーネットワーク(市内を網羅したセンサーネットワーク)、CATV(ケーブルテレビ)のSDN(Software Defined Network)、情報収集プラットフォーム(FIWARE)、ドローンを利用したAI松枯れ防止プロジェクト、バイオマス F-POWERプロジェクト、人材育成プログラムで、成果が紹介され6ヶ国語に翻訳され正式に世界に発表されます。

ITU-D スマートシティ年次報告書総覧 PDF版
ITU-D スマートシティ(スマートシティの実現) PDF版
ITU-D スマートシティ(災害リスクの軽減) PDF版
ITU-D スマートシティ(ICTと環境)PDF版

総務省参与の川角さんが、ITUについて解説してくれました

ITUと今回の塩尻市事例の解説 PDF版
ITU-D ラポータ報告会1 PDF版
ITU-D ラポータ報告会2 PDF版

20210330 いよいよ明日の退職直前となりました。人脈で、地元の松本市民タイムスが記事にしてくれました。

退職の記事 保存版

20210501 念願だった行政書士の資格がとれました。適当にがんばろうと思います。

20220616 6月6日-16日に開催されたWTDC-22(第8回電気通信開発会議:Kigali,Rwanda)で年次レポートが承認され、ITUの刊行物としてWebに掲載されました。国連通信機関のITUで5年越しの塩尻市の事業レポートが評価され、年次報告書に記載されました。(退職したあとに。)
内容は
1 センサーネットワーク
2 ドローンを使った松枯れ対策
3 ケーブルテレビのSDN(高速化)
4 地域のバイオマス発電による森林資源のリサイクル
です。

SG01_ITU公式URL

SG02_ITU公式URL

SG01_年次報告書 保存版
SG02_年次報告書 保存版